3月は、ひなまつり、ホワイトデー、春分の日、お花見など様々なイベント、行事、記念日、風物詩があります。しかし、「名前は聞いたことがあるけど、どのような物なのかは知らない」という方も非常に多いです。この記事では、3月のイベント、行事、記念日、風物詩について、意味や由来を徹底解説致します!!
3月のイベント1:ひなまつり(3月3日)
ひなまつり
ひなまつりは日本の伝統的な祭りで、毎年3月3日に行われます。別名を桃の節句とも言い、主に女の子の健康と幸福を祈る祭りです。この日には、特別に作られた人形(ひな人形)が展示され、五色の端午の節句や白酒など特別な食事が供されます。ひな人形は天皇と皇后、宮中の人々を模したもので、古代の宮廷生活を表現しています。この祭りは日本全国で家庭や幼稚園、学校などで広く祝われています。
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3月のイベント2:修二会(3月1日~3月14日)
東大寺二月堂
修二会(しゅにえ)は仏教の行事で、毎年3月1日~3月14日にかけて行われる一連の法要を指します。特に東大寺の修二会は有名で、「お水取り」として知られる儀式が行われます。修二会は仏教の教えを求め、その教えに従って修行することを誓う僧侶たちの修行の一部です。お水取りでは、僧侶たちが一晩中祈りを捧げ、最後には経典を唱えながら池から清水をくみ上げ、その清水で身を清めるという儀式が行われます。
3月のイベント3:春日祭(3月13日)
春日大社(画像引用元:ウィキペディア)
春日祭(かすがさい)とは、奈良県奈良市の春日大社(かすがたいしゃ)の例祭で、平安時代から行われている葵祭(あおいまつり)、石清水祭(いわしみずさい)と共に三大勅祭の1つと言われる春日大社の例大祭です。当日は、9:00から宮中より天皇陛下のご名代(=代理)である勅使を迎えて、国家の安泰と国民の繁栄を祈ります。以前は、2月と11月の上申日(当該月の最初の申(さる)の日)に行われていましたが、明治19年(1886年)以降は、3月13日に統一されています。
3月のイベント4:十三参り(3月13日~5月13日)
十三参り
十三参り(じゅうさんまいり)は、日本の仏教の習慣で、特定の祈りや願い事を成就させるために行われます。通常は、3月13日~5月13日の間、特定の寺院を訪れ、参拝することを指します。起源ははっきりしないものの、13日という日付は「仏様の日」とされ、これにちなんで行われています。仏教的観点からすると、一定のパターンを持続することで精神的な浄化や気持ちの安定を促すことを意味します。しかし、寺院や地域によってはその形式や習慣が異なることもあります。
3月のイベント5:ホワイトデー(3月14日)
ホワイトデー
ホワイトデーは、日本で始まった独特の祝日で、バレンタインデーにチョコレートなどのギフトを受け取った人々が、恩返しをする日です。ホワイトデーは毎年3月14日に行われ、一般的には、バレンタインデーに受け取ったギフトの2~3倍の価値のギフトを返すとされています。
そのため、ギフトはキャンディ、クッキー、マシュマロ、ジュエリーなど、多岐にわたります。ホワイトデーの名前は、この日に贈られるギフトの多くが白色であることから来ています。この日は男性が女性に感謝の気持ちを示す良い機会とされています。しかし、最近では女性同士で交換することも増えています。
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3月のイベント6:社日(3月中旬~3月下旬)
社日
社日(しゃにち)は、雑節(ざっせつ:季節の移り変わりをより的確に掴むために設けられた特別な暦日のこと)の一つで、産土神(うぶすながみ)を祀る日です。社日は、春と秋に有り、春のものを春社(しゅんしゃ)といい、秋のものを秋社(しゅうしゃ)といいます。春分と秋分に最も近い戊(つちのえ)の日が社日となります。社日には、産土神を参拝し、春には五穀(米、麦、粟、豆、黍)の種を供えて豊作を祈願し、秋には、その年の収穫に感謝します。
3月のイベント7:春のお彼岸(3月下旬)
春のお彼岸(はるのおひがん)は、日本の伝統的な年中行事で、春分の日を中心に前後3日ずつを含む7日間を指します。お彼岸全体は、先祖の霊を慰めるための期間であり、特に春分の日は「彼岸の中日」と呼ばれ、先祖を敬い、供養する重要な日です。
お彼岸は、仏教の考え方に基づいており、生と死、この世とあの世をつなげる役割があります。この期間中には、墓参りが行われ、お墓を掃除したり、新たな花を供えたり、お線香を焚いたりします。また、特定の食べ物、特に「おはぎ」や「ぼたもち」と呼ばれるお団子が作られ、家族で食べられます。
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3月のイベント8:春の甲子園(3月下旬)
春の甲子園
春の甲子園(はるのこうしえん)、正式には「選抜高等学校野球大会」は、日本の高校野球のトップ大会の1つです。毎年春に兵庫県の阪神甲子園球場で開催され、全国から選ばれた32校が出場します。選ばれる学校は、前年度の地方大会の結果や学校の運営など総合的な視点から選抜されます。
春の甲子園は、日本全国の高校生たちにとって野球の頂点を極める場であり、またスポーツ愛好家や一般の人々にとっても、熱戦を見る楽しみや感動を提供する大会となっています。また、全試合が全国中継され、多くの視聴者に親しまれています。
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3月のイベント9:春分の日(3月20日頃)
春分の日
春分の日(しゅんぶんのひ)は、日本の国民の祝日で、春と秋の昼夜がほぼ等しい日、すなわち春分点と秋分点に設定されています。春分の日は通常、3月20日または3月21日に設定されます。春分の日は、「自然をたたえ、生物をいつくしむ」という目的が設けられています。これは、長い冬が終わり、生命が新たに芽吹く春の到来を祝う意味合いがあります。
さらに、春分の日はお彼岸の中日でもあり、先祖の霊を慰めるための日としても重要です。この日には、日本全国で墓参りが行われ、お墓の掃除やお供え物がされます。
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3月のイベント10:お花見(3月下旬~5月上旬)
お花見
お花見は、日本の春の伝統的な行事で、主に桜の花を鑑賞するために行われます。桜の花は日本の美と移ろいやすさの象徴とされ、その儚さと美しさが高く評価されています。お花見の習慣は、宮廷文化から始まり、やがて武士や町民にも広まりました。今日では、公園や学校、寺院など、全国の様々な場所でお花見が行われます。
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3月のイベント11:春一番(立春から春分まで)
春一番
春一番(はるいちばん)とは、日本気象庁が年の初めに観測する、特定の地域で初めて吹く南風または南東風のことを指します。これは気象現象の一部で、日本の早春を象徴します。春一番は主に立春から春分にかけて観測され、寒さが和らぎ春が近づいていることを伝えます。ただし、全ての地域で春一番が吹くわけではありません。
3月のイベント12:卒業式(3月中旬)
卒業式
卒業式(そつぎょうしき)は、学生が学年または学校を終え、次の段階へ進むための公式の行事です。通常、これは3月に行われ、新学期が4月に始まる前に実施されます。式典では、生徒たちは制服を着て、卒業証書を受け取ります。学校の校長や先生からの演説、生徒代表によるスピーチ、そして時には音楽演奏も行われます。感動的な瞬間で、新たな章への移行を象徴しています。
3月のイベントまとめ
(1) ひなまつり 3月3日
(2) 修二会(しゅにえ)3月1日~3月14日
(3) 春日祭(かすがさい)3月13日
(4) 十三参り(じゅうさんまいり)3月13日~5月13日
(5) ホワイトデー 3月14日
(6) 社日(しゃにち)3月中旬~3月下旬
(7) 春のお彼岸(はるのおひがん)3月下旬
(8) 春の甲子園(はるのこうしえん)3月下旬
(9) 春分の日(しゅんぶんのひ)3月20日頃
(10) お花見(おはなみ)3月下旬~5月上旬
(11) 春一番(はるいちばん)立春から春分まで
(12) 卒業式(そつぎょうしき)3月中旬
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