8月は、山の日、原爆の日、お盆、終戦記念日など様々なイベント、行事、記念日、風物詩があります。しかし、「言葉は聞いたことがあるけど、どのような物なのかは知らない」という方も多いのではないでしょうか?8月のイベント、行事、記念日、風物詩について、意味や由来を徹底解説致します!!
- 8月のイベント1:三伏(6月下旬~8月初旬)
- 8月のイベント2:土用干し(7月19日~8月6日頃)
- 8月のイベント3:立秋(8月7日頃)
- 8月のイベント4:道の日(8月10日)
- 8月のイベント5:山の日(8月11日頃)
- 8月のイベント6:原爆の日(8月6日)
- 8月のイベント7:お盆(8月13日~8月16日)
- 8月のイベント8:終戦記念日(8月15日)
- 8月のイベント9:五山の送り火(8月16日)
- 8月のイベント10:暑気払い(6月下旬~8月上中旬)
- 8月のイベント11:地蔵盆(8月23日~8月24日)
- 8月のイベント12:残暑見舞い(8月23日上旬~8月31日)
- 8月のイベント13:夏の甲子園(8月)
- 8月のイベント14:土用の丑の日(年によって異なる)
- 8月のイベントまとめ
8月のイベント1:三伏(6月下旬~8月初旬)
三伏(さんぷく)
三伏(さんぷく)は、中国の二十四節気に基づく暦の期間で、夏の最も暑い時期を示します。一般的に三伏は、6月下旬~8月初旬までの間に現れ、3つの連続する最も暑い日です。三伏は初伏(しょふく)、中伏(ちゅうふく)、末伏(まっぷく)の3つに分けられ、特に中伏が最も暑いとされます。これらの期間は、健康を保つための特別な食事や行動をするのに重要な役割を果たします。
8月のイベント2:土用干し(7月19日~8月6日頃)
土用干し(どようぼし)
土用干し(どようぼし)は日本の伝統的な保存食法で、特に夏の土用の期間に魚や野菜を干すことを指します。これは夏場の高温と強い日差しを利用して食物を自然に乾燥させ、長期保存可能にする方法です。魚は塩漬けにしてから干し、野菜はそのまままたは塩もみしてから干します。土用干しによって保存された食物は栄養価が高く、風味も増すため、料理の際には多様なアレンジが可能です。なお、この習慣は保存食の必要性とともに日本の季節感を感じさせます。
8月のイベント3:立秋(8月7日頃)
立秋(りっしゅう)
立秋(りっしゅう)は、中国の24節気の一つで、夏から秋へと季節が移り変わる象徴的な日を指します。立秋は毎年8月7日から8日頃に設定されており、四季の始まりとされています。その名称は文字通り「秋が立つ」すなわち「秋の始まり」を意味します。また、自然界の観察に基づき、立秋は収穫の開始を示す重要な日ともなっています。中国の伝統的な農耕カレンダーの中で非常に重要な位置を占めています。
8月のイベント4:道の日(8月10日)
道の日(みちのひ)
道の日(みちのひ)は国土交通省によって定められた記念日で、毎年8月10日に設定されています。道路利用者による交通ルールの遵守と、道路の安全利用の意識向上を目指しています。この日は、道路や鉄道などのインフラストラクチャーに感謝し、それらが日本社会の発展と生活の利便性向上に大いに貢献していることを認識する機会でもあります。さらに、道の日は道路の維持・保全や安全対策の重要性を伝え、持続可能な社会インフラの発展に向けた意識を高めるための日でもあります。
8月のイベント5:山の日(8月11日頃)
山の日(やまのひ)
山の日(やまのひ)は日本の国民の祝日で、毎年8月11日に設定されています。この日は、山への感謝の意を示し、山の恩恵を認識し、山の自然環境を保護することを目指すために設けられました。日本全国に点在する多くの山々は、自然と文化の豊かさを象徴しており、山の日はこれらの山々に対する理解と尊重を深める機会となっています。山の日は2016年から始まり、それ以降、日本人はこの日を利用して山へのハイキングやクリーニング活動などを行っています。
8月のイベント6:原爆の日(8月6日)
原爆ドーム(げんばくどーむ)
原爆の日(げんばくのひ)または、広島平和記念日(ひろしまへいわきねんび)は毎年8月6日に設定され、1945年のこの日に広島市に投下された原子爆弾を追悼する日です。広島市では平和記念式典が開催され、全世界への核兵器の廃絶と恒久的な世界平和を訴えます。また、犠牲者を追悼するための1分間の黙祷が行われます。原爆の日は、核兵器の恐ろしさとその人道に対する影響を世界に伝え、二度とこのような悲劇を繰り返さないようにとの強い意志を示す重要な日です。
8月のイベント7:お盆(8月13日~8月16日)
お盆(おぼん)
お盆(おぼん)は日本の伝統的な祭りで、毎年8月13日から8月16日にかけての期間が一般的です。この期間は、先祖の霊が一時的に現世に戻ってくるとされ、その歓迎(迎え盆)と送り出し(送り盆)を行います。家族が集まり、先祖の霊を祀る家庭祭祀を行い、仏壇に供物を供えたり、墓参りをしたりします。また、地域によっては「盆踊り」が行われる場所もあり、祭りとしての側面も持っています。お盆は家族の絆を深め、先祖への敬意と感謝の気持ちを新たにする大切な期間です。
8月のイベント8:終戦記念日(8月15日)
終戦記念碑(しゅうねんきねんひ)
終戦記念日(しゅうせんきねんび)は日本の年間行事で、毎年8月15日に設定されています。この日は、1945年のこの日に日本が第二次世界大戦において連合国に対して無条件降伏を宣言し、戦争が終わったことを記念しています。この日には全国で追悼式典が行われ、戦死者を追悼し平和を祈念します。終戦記念日は、戦争の悲惨さと平和の尊さを再認識し、二度と戦争を起こさないという誓いを新たにする機会となっています。
8月のイベント9:五山の送り火(8月16日)
大文字山の大文字
五山の送り火(ござんのおくりび)は京都市で毎年8月16日に行われる伝統的な行事で、お盆の霊を送るための火祭りです。五つの山(大文字山、船岡山、松ヶ崎山、比叡山、団子山)にそれぞれ特別な形(大文字、舟形、妙法、鳥居、鼓)の火を灯します。特に大文字山の大文字は、京都市のシンボルとも言える有名な風景です。これらの火は、お盆に帰ってきた先祖の霊を送り出し、また来年も無事に戻ってくるよう導く役割があります。五山の送り火は、その壮大な光景から多くの観光客にも親しまれています。
8月のイベント10:暑気払い(6月下旬~8月上中旬)
暑気払い(しょきばらい)
暑気払い(しょきばらい)は、日本の伝統的な風習で、夏季の暑さを避けて健康を保つため、また一息ついてリラックスするための行事です。通常は梅雨が明けてから夏本番になる前、あるいは夏の盛りに行われます。職場や地域社会などのグループが集まって行うことが一般的で、ビールや焼肉、冷たい麺料理などの食事を共有します。また、一部では風鈴を吊るして風の音で涼を取るなど、夏の季節感を楽しむ習慣もあります。暑気払いは、コミュニケーションを深め、夏の暑さを共有して乗り越える重要な機会となります。
8月のイベント11:地蔵盆(8月23日~8月24日)
地蔵盆(じぞうぼん)
地蔵盆(じぞうぼん)は日本の伝統的な行事で、毎年8月のお盆の時期に行われます。特に8月23日から8月25日の期間は「地蔵盆」の主な日程とされています。この行事は、子供たちの守護仏である地蔵菩薩(じぞうぼさつ)を祀り、その功徳を称えるものです。地蔵盆では、地蔵菩薩の像に新たな衣服を着せ、飾り立てた供え物を捧げます。また、子供たちは地蔵盆で神輿を担ぐ、踊る、祭り歌を歌うなど、地域社会でのコミュニティ活動に参加します。地蔵盆は子供たちの成長と健康、さらに地域社会の絆を祝う大切な行事です。
8月のイベント12:残暑見舞い(8月23日上旬~8月31日)
残暑見舞い(ざんしょみまい)
残暑見舞い(ざんしょみまい)は、日本の夏の終わりに人々が互いに健康や安否を気遣うために送る伝統的な手紙やカードのことを指します。お盆が過ぎてから初秋の頃までに送られます。具体的な送付時期は地域や個々の習慣によりますが、一般的には8月下旬から9月上旬にかけてが最も一般的です。暑さが厳しい夏の間、友人や知人、ビジネスパートナーなどが健康でいることを願い、また自分自身の健康状態を伝えるのが目的です。また、感謝の気持ちを表す場合もあります。
8月のイベント13:夏の甲子園(8月)
夏の甲子園(なつのこうしえん)
夏の甲子園(なつのこうしえん)は正式には「全国高等学校野球選手権大会」と呼ばれ、日本全国から集まった高校野球のチームが、一夏の名誉と栄光をかけて熱戦を繰り広げる大会です。大会は兵庫県にある阪神甲子園球場で行われ、通常は8月上旬から下旬にかけて開催されます。全国47都道府県から各都道府県の代表校が出場し、厳しいトーナメント戦を経て優勝校が決まります。この大会は、夏の風物詩として広く親しまれ、選手たちの一生懸命なプレーは多くの人々に感動を与えます。
8月のイベント14:土用の丑の日(年によって異なる)
土用の丑の日(どようのうしのひ)
土用の丑の日(どようのうしのひ)は、日本の夏の土用にあたる期間のうち、特に丑の日(干支の丑がつく日)を指します。この日にはウナギを食べる習慣があり、夏バテ対策や体力の回復を目的としています。ウナギは高い栄養価を持ち、特にビタミンAやEが豊富で、夏の疲れや体力消耗を補うのに適しています。この風習は江戸時代から始まり、現在も広く行われています。なお、土用の丑の日は年により日付が異なりますが、一般的には7月下旬から8月初旬に設定されます。
8月のイベントまとめ
8月のイベント、行事、記念日、風物詩について紹介いたしました。
(1) 三伏(さんぷく)6月下旬~8月初旬
(2) 土用干し(どゆぼし)7月19日~8月6日頃
(3) 立秋(りしゅう)8月7日頃
(4) 道の日(みちのひ)8月10日
(5) 山の日(やまのひ)8月11日頃
(6) 原爆の日(げんばくのひ)8月6日
(7) お盆(おぼん)8月13日~8月16日
(8) 終戦記念日(しゅうせんきねんび)8月15日
(9) 五山の送り火(ござんのおくりび)8月16日
(10) 暑気払い(しょきばらい)6月下旬~8月上中旬
(11) 地蔵盆(じぞうぼん)8月23日~8月24日
(12) 残暑見舞い(ざんしょみまい)8月23日上旬~8月31日
(13) 夏の甲子園(なつのこうしえん)8月
(14) 土用の丑の日(どようのうしのひ)年によって異なる
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