わらび
「わらび」と「ぜんまい」は、日本の伝統的な食文化に根ざした山菜の代表と言えます。これらはすべてシダの仲間で、特に若い芽の部分を食べるのが一般的です。でも、「わらび」「ぜんまい」は、見た目が異なるのですが、どっちがどっちなのか、さっぱりわかりません。「わらび」と「ぜんまい」の見分け方、生息している場所、食べ方について調べましたので、徹底解説いたします!!
「わらび」と「ぜんまい」の違いは?
わらびとぜんまいの見分け方(形・色)
「わらび」と「ぜんまい」は、外見上全く違う特徴を持っています。ここでは、「わらび」と「ぜんまい」の外見的な特徴について記載いたします。
わらびの外見的な特徴
わらび
わらびの新芽は、先端がが小さな拳のような形状をしており、茎の色は濃い緑(少し青や黒を帯びた色合い)や茶色をしています。
ぜんまいの外見的な特徴
ぜんまい
ぜんまいの新芽は、先端が渦巻きのような形状をしています。茎部分には緑や茶色の色合いが見られ、その表面は綿毛で覆われています。ちなみに、装置としての「ぜんまいばね」は、この植物のぜんまいと似た形状をしているためその名がついたと言われています。
わらびとぜんまいの生息場所は?
「わらび」と「ぜんまい」は、それぞれ異なる環境で生息しています。わらびは、低地から山の斜面までの日当たりの良い草原や土手、林に生息しています。それに対して、ぜんまいは、平地から山の頂上まで、湿地や川の近く、湿原などの湿気が多い場所に生息しています。
わらびとぜんまいの食べ方は?
「わらび」と「ぜんまい」は、料理の仕方に異なる特徴があります。
わらびには強いアクが含まれており、さらにはプタキロサイドという発がん性の成分が含まれています。この物質は、アクを取り除くと分解されるので、料理する前に重曹などを使ってアク抜きを忘れずに行うことが重要です。その後、煮る・炒める・和えるなどの方法で調理すると、味わい深い料理となります。
一方、ぜんまいもアクが多いので、重曹を使ってあく抜きを行います。その後、乾燥させます。(必ずしも必要ではない。)もし乾燥させた場合は、食べる前に水で戻します。煮る、炒める、和える、味噌汁の材料として使うなど、多彩な料理が楽しめます。
まとめ
「わらび」と「ぜんまい」の見分け方、生息している場所、食べ方について解説いたしました。
1.「わらび」と「ぜんまい」の違いは?
(1) わらびとぜんまいの見分け方(形・色)
① わらびの外見的な特徴
・先端がが小さな拳のような形状をしており、茎の色は濃い緑や茶色をしている。
② ぜんまいの外見的な特徴
・先端が渦巻きのような形状をしおり茎部分には緑や茶色の色合いが見られ、その表面は綿毛で覆われている。
(2) わらびとぜんまいの生息場所は?
① わらび:低地から山の斜面までの日当たりの良い草原や土手、林に生息する。
②ぜんまい:平地から山の頂上まで、湿地や川の近く、湿原などの湿気が多い場所に生息する。
(3) わらびとぜんまいの食べ方は?
① わらび:料理する前に重曹などを使ってアク抜きを忘れずに行うことが重要。その後、煮る・炒める・和えるなどの方法で調理する。
②ぜんまい:重曹を使ってあく抜きを行う。その後、乾燥させる。乾燥させた場合、食べる前に水で戻す。煮る、炒める、和える、味噌汁の材料として使える。
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