ひな祭りの意味と由来！ひな祭りに食べる食べ物５選とは？！

3月の行事・イベント

2024.01.092024.01.04

写真はイメージです。

春の訪れを告げる3月3日は、伝統的な日本のお祭り「ひな祭り」が行われます。ひな祭りの日は、多くの家庭で雛人形を飾って祝う風習があり、2月の早い時期から準備が始まることもあります。ひな祭りの意味や由来、そしてひな祭りで楽しまれる特別な料理について紹介いたします。

ひな祭りの意味と由来は？
ひな祭りに食べる食べ物５選とは？
まとめ

ひな祭りの意味と由来は？

3月3日は、春の訪れを祝う伝統的な日本の行事で、特に女児の幸せと健康を願う「桃の節句」として知られています。この日は、日本の伝統的な五節句の一つに数えられ、元々は「上巳（じょうし）」と呼ばれ、3月に入ると最初に訪れる巳の日を祝うものでした。歴史を通じて、「上巳の節句」は女児を祝う日として確立し、男児を祝う5月5日の行事と対をなすようになりました。

「桃の節句」という名称は、この時期に美しく咲く桃の花にちなみ、また古来より桃には邪気を払う力があるとの信仰があったためです。雛人形の歴史は古く、平安時代の貴族の生活や子どもたちの遊び「ひいな遊び」を模しています。また、これらの人形は、古い時代の「ひとがた」や「流し雛」といった儀式にもルーツを持ち、少女たちの悪運を人形に移して災難を避ける役割があったとされています。

家族の深い願いとして、子どもたちに不幸が訪れないように、そして彼らの人生が幸せで満たされるように、3月3日の「桃の節句」には雛人形が飾られるようになりました。この心温まる慣習は次第に日本全国に広がり、「桃の節句」や「ひな祭り」として親しまれ、定着していきました。

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ひな祭りに食べる食べ物５選とは？

写真はイメージです。

ひな祭りに食べる食べ物５選を紹介いたします。

1.ひなあられ

ひな祭りのお祝いでは、「ひなあられ」が欠かせないお菓子です。このお菓子は、伝統的なひし餅をもっと手軽に楽しめるように砕いて焼いたものが起源とされています。日本全国で楽しまれているひなあられですが、地域によって異なるバリエーションがあります。例えば、関東地方では甘いポン菓子スタイルが、一方関西地方では塩味のおかきスタイルが主流となっています。地域ごとの多様なひなあられの種類は、このお祭りの魅力の一つです。

2.ひし餅

桃の節句に欠かせないひし餅は、水面に広がる菱（ヒシ）の形から着想を得ています。このひし形は、古来より繁栄や成長を象徴する形として重宝されてきました。桃の節句に用いられるひし餅には、女の子の健やかな成長と充実した人生を望む心が込められています。また、ひし餅の三色にはそれぞれ深い意味があり、「桃色」は、邪気を払う力、「白」は、清らかさ、「緑」は、健康を象徴しています。

3.甘酒

昔のひな祭りでは、邪気を祓うために、白酒（今でいうどぶろく）を飲む習慣がありました。しかし、現代では子どもたちが中心のお祝いとなり、アルコールを含まない白い甘酒に変わりました。この甘酒は栄養価が高く、消化に良いのに加え、その甘さと優しい味わいが特徴です。

4.蛤のお吸い物

蛤（はまぐり）の貝殻は、もともとは一対のもので、完璧に合うのは元々のペアだけです。この特徴から、昔から貝合わせの遊びに使用され、仲の良い夫婦を象徴するものとされてきました。また、蛤は2月から4月にかけて旬を迎えるため、ひな祭りの時期にぴったりな食材です。

5.ちらし寿司

お寿司の初期の形態である「なれ寿司」は、エビや菜の花を加えることで色鮮やかにされていました。時が経つにつれ、この食べ物はより装飾的で美しいものへと進化し、現代の「ちらし寿司」に至りました。ちらし寿司に使われる具材には、それぞれ意味が込められています。

エビは長寿と健康を、レンコンは未来の見通しを、豆は健康と勤勉さを象徴しています。

家庭でのひな祭りのお祝いでは、これらの食材を用いることで、願いを込めた彩り豊かな食卓を楽しむことができます。

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まとめ

ひな祭りの意味と由来は？

・3月3日は「桃の節句」として知られる、女児の幸福と健康を願う日本の伝統行事。
・元々は「上巳（じょうし）」と呼ばれ、春の最初の巳の日を祝う行事。
・「桃の節句」の名は、桃の花の開花と古来からの邪気払いの信仰に起因。
・雛人形は平安時代の貴族生活や「ひいな遊び」を模しており、災難回避の役割も。
・家族の願いを込めて雛人形を飾り、全国で広まり「ひな祭り」として定着。