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2020年10月1日に、たばこ税が増税され、セブンスター、メビウス、プルーム・テックなど、JT(日本たばこ産業株式会社)の224銘柄のたばこが値上がりします。喫煙者にとっては、たまったものではありません。いったい、どれだけ、たばこを値上げすれば、気が済むのでしょうか?消費税などの税金を上げる時は、国会で、揉めに揉めますが、だばこ税増税に関しては、ほとんどスルーです。「だばこ税増税反対!!」と叫んだところで、私たちにはどうすることもできませんが、だばこ税は一体どのようなことに使われているのでしょうか?本記事では、たばこ税の使い道についてお話したいと思います。
たばこ税の使い道は?
たばこ税の使い道を知るには、たばこにどのような税金がかけられているかを知る必要があります。
たばこの税負担内訳は?
たばこは、日本で最も税負担が重い商品で、たばこには、「国たばこ税」、「地方たばこ税」、「たばこ特別税」、「消費税」の4つの税金がかけられています。たばこの価格の6割が税金です。
転載元:JTホームページ
たばこ税の使い道
●国たばこ税
国たばこ税は、たばこの27.3%かけられている税金です。国たばこ税は、一般会計および一般財源に充てられる税金であるため、どのくらいの金額を何に使用したか発表されることはありません。一般的には、国の公共サービスや医療福祉に充てられていると言われています。国税収64兆2,241億円(2018年)のうち国たばこ税とたばこ特別税は、1.5%(9,861億円)を占めています。
●地方たばこ税
地方たばこ税は、たばこの27.0%かけられている税金です。地方たばこ税は、国たばこ税と同様に、一般会計および一般財源に充てられる税金であるため、どのくらいの金額を何に使用したか発表されることはありません。一般的には、国の公共サービスや医療福祉に充てられていると言われています。地方税収39兆9,044億円(2017年)の内、地方たばこ税は、約2.5%(1兆33億円)を占めています。
●たばこ特別税
たばこ特別税は、旧国鉄⺠営化時点で総額37兆円あった借⾦のうち、JR各社の負担分を除く25兆円をを返済するために1998年(平成10年)12月1日より課税された税金です。
たばこ税増税後の代表的銘柄の改定価格は?!
JTは、2020年10月1日のたばこ税増税に伴い計224銘柄のたばこを1箱当たり主として50円の値上げを行うことを発表しました。
紙たばこ
●ナチュラルアメリカンスピリット
現行 520円 ⇒ 改定 570円 (50円値上げ)
●セブンスター
現行 510円 ⇒ 改定 560円(50円値上げ)
●ピース
現行 510円 ⇒ 改定 560円(50円値上げ)
●メビウス
現行 490円 ⇒ 改定 540円(50円値上げ)
●ピアニッシモ
現行 490円 ⇒ 改定 540円(50円値上げ)
●ウインストン
現行 450円 ⇒ 改定 500円(50円値上げ)
●キャメル
現行 400円 ⇒ 改定 500円(50円値上げ)
加熱式たばこ
●メビウス・プルーム・テック専用
現行 490円 ⇒ 改定 540円(50円値上げ)
●メビウス・プルーム・テックプラス専用
現行 500円 ⇒ 改定 550円(50円値上げ)
●メビウス・プルーム・エス用
現行 490円 ⇒ 改定 540円(50円値上げ)
●キャメル・プルーム・エス用
現行 460円 ⇒ 改定 500円(40円値上げ)
葉巻たばこ
●キャメル・シガー
現行 360円 ⇒ 改定 400円(40円値上げ)
●わかば・シガー
現行 360円 ⇒ 改定 410円(50円値上げ)
●エコー・シガー
現行 350円 ⇒ 改定 400円(50円値上げ)
まとめ
たばこにかかる3つの税金「国たばこ税」、「地方たばこ税」、「たばこ特別税」の使い道について説明しました。わたしたち喫煙者は高額な税金を払っているにも関わらず、たばこが吸える場所を減らされて、どんどん肩身が狭くなっていきます。たばこが、健康に害があることも知っていますし、たばこを吸わない人の迷惑になっていることも分かっています。しかし、もう少し喫煙者のことも考えて欲しいと思います。自分の体を犠牲にしてこれだけ高い税金を納めているのですから。。。
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