換気扇のお掃除で油汚れを簡単に落とす方法とは？！

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年末の大掃除は毎回大変ですが、特に換気扇の清掃が困難を極めることが多いですね。年を越す前に油で汚れた換気扇をきれいにしたいと誰もが思います。そのため、家庭で実践できる換気扇を綺麗にするための特別なヒントを紹介します。

換気扇の油汚れ対策

換気扇の油汚れ対策を紹介いたします。

換気扇の油汚れ対策その１：温度

冬の時期に換気扇を掃除すると、夏に比べてより一層手間がかかることがあります。その理由は、気温の低さにより油汚れが硬化し、取り除くのが難しくなるからです。従って、冬場のお掃除ではお湯を活用することが重要となります。

換気扇の油汚れ対策その２：浸け置き

油汚れを落とす際に重要なのは、「洗剤を十分に発揮させる」ことです。多くの人が誤解している点ですが、洗剤が汚れと反応するまでにはある程度時間が必要です。このため、洗剤を塗ってしばらくの間放置し、洗剤が効果的に作用するのを待つことで、最終的には掃除の時間を短縮することができます。

換気扇の掃除は、「温度」と「浸け置き」の合わせ技がおすすめ！！

換気扇の頑固な油汚れを落とすには、「温度」と「浸け置き」の合わせ技がおすすめです！「温度」と「浸け置き」の合わせ技を使った換気扇の掃除について解説いたします。

用意するもの

「温度」と「浸け置き」の合わせ技を使った換気扇の掃除で用意するものを以下に記載します。

(1) ゴム手袋
(2) 新聞紙
(3) 重曹
(4) タオル（2枚）
(5) 30リットルのゴミ袋（2枚）
(6) スポンジ
(7) 歯ブラシ
(8) ヘア用リンス（コンディショナー）

換気扇掃除の手順

手順１：コンロの上に新聞紙を敷く

レンジフードを掃除するとき、汚れが垂れ落ちたり、部品が落下してコンロを傷つけるのを避けるためには、コンロの上に新聞紙を広げると良いでしょう。また、換気扇を清掃する際は、自身を汚れから保護する目的でゴム手袋を着用しましょう。

手順２：換気扇フィルターを外す

多くの換気扇では、ファン部分を手で取り外すことができます。重要なポイントとして、ファンを固定している中心のネジは、一般的なネジとは異なり「時計回りに回すと緩む」設計になっていることに注意が必要です。ネジが硬い場合は、強引に取り外そうとすると破損する恐れがあるので、慎重に扱うようにしましょう。

手順３：ゴミ袋を使って浸け置きする

最初に、シンクを傷つけないためタオルを敷くことから始めます。その上に二枚重ねたゴミ袋を設置し、取り外したフィルターなどをゴミ袋の中に入れた後、フィルターがすっぽり浸るくらいまで45～50℃の温水を注ぎます。また、紛失しやすい小さな部品は、水切りネットに入れて口を閉じて保管しましょう。

手順４：計量カップを使って約100gの重曹を入れる

計量カップで測って約100gの重曹を入れます。重曹の使用量には注意が必要で、過剰に使用すると塗装がはがれることがありますので、気をつけましょう。

手順５：ゴミ袋の口を結んで浸け置きする

ゴミ袋の口を結んで浸け置きします。フィルターなどがしっかり浸るように空気を抜きながら、そのまま10～20分浸け置きをします。

手順６：外せない部分の擦り洗いをする

部品を浸け置き中、換気扇の外側の清掃を行いましょう。このときに便利なのが重曹水です。重曹水の作り方は、約40℃のお湯100mlに重曹を小さじ1ほど加え、しっかりと混ぜ合わせた後、スプレーボトルに入れることです。

重曹水をスポンジに吹きかけて、汚れがある部分を清掃します。スプレーから直接汚れに吹きかけると液ダレや洗剤が筋となり、シミの原因になるので避けましょう。清掃の最後には、お湯で濡らして絞った布で拭き取り、その後乾いた布で乾拭きをして完成させます。

手順７：浸け置きした部品を擦り洗いする

10～20分の浸け置き時間を経ると、油の汚れが浮いてきて取り除きやすくなります。ファンには細かな溝がたくさんありますから、狭い箇所は古い歯ブラシを、より広い面はスポンジを使用して洗浄します。また、古い歯ブラシを使用する際には、毛の先端を半分ほど切り落としてから使うと、汚れを落としやすくなります。

清掃時に注意すべき点は、ファンに取り付けられている「バランサー」という部品を移動させないことです。このバランサーを位置からずらしてしまうと、再組立て後にファンが正常に回転しなくなる可能性があります。

換気扇の掃除は、難しそうに思えますが、実際にやってみると意外に簡単なのでぜひやってみて下さい。