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花粉症が原因で、目が痒くなったり、くしゃみと鼻水が止まらない毎日は、本当に苦労が多いですね。
花粉症の季節はどれくらい続くのか気になりますよね?
そこで、
- 花粉症の季節はどれくらいの期間に及ぶのか?
- 地域によって花粉症の季節に違いはあるのか?
- 花粉症の季節の最も厳しい時期はいつ頃か?
これらに焦点を当てて、花粉症の季節に関する詳細を調査しましたのでご紹介いたします。
花粉症の時期はいつまで続く?
花粉症の季節と聞くと、多くの方が春先を思い浮かべるかもしれません。
しかし、花粉の原因となる植物は多種多様で、日本が南北に長い地形を持つため、地域によって花開く時期に違いがあります。
その結果、花粉症の季節がいつ終わるかというと、
実は年間を通して
ほぼ1年中
といえるでしょう。
花粉症を引き起こす植物
スギ花粉による花粉症が最も知られていますが、他にも様々な植物が花粉症の原因となります。これらの植物の花粉が主に飛び交う時期を区別してみると、次のように整理できます。
花粉症の原因となる植物(春から夏)
・ハンノキ属(カバノキ科)
・スギ
・ヒノキ科
・シラカンバ属(カバノキ科)
花粉症の原因となる植物(春から秋)
・イネ科
花粉症の原因となる植物(夏から秋)
・ブタクサ属(キク科)
・ヨモギ(キク科)
・カナムグラ(アサ科)
この情報から、春から秋にかけては花粉が飛散していることが理解できます。冬には花粉がほとんどないと考えがちですが、実際には少ないながらもスギ花粉が飛んでいるのです。
結果として、年間を通じて何らかの形で花粉が飛んでいる状態になります。
花粉症の時期は地域によって違うのか?
日本の地形は北海道から九州にかけて南北に長く伸びていますので、同一の植物であってもその花粉の飛散時期は地域差によって多少変わります。
北海道の花粉の飛散状況について
北海道では、本州やその他の地方に比べて、花粉の量が格段に少ないと言えます。
・シラカンバ属(カバノキ科):4月の下旬~6月の上旬
・イネ科の植物:6月の中旬~6月下旬
東北の花粉の飛散状況について
東北地方では、関東地方と同じく花粉の量が多く、北海道と異なり春だけではなく秋にも花粉の飛散が見られます。
・スギ:2月下旬~4月中旬
・ヒノキ科:3月下旬~5月上旬
・シラカンバ属(カバノキ科):5月下旬
・イネ科:5月~6月中旬、8月~9月にかけて、
・ブタクサ属(キク科):9月
・ヨモギ属(キク科):9月上旬~9月中旬
・カナムグラ(アサ科):9月
関東の花粉の飛散状況について
関東地方は、飛散する花粉の量と種類の豊富さで特徴づけられます。東北地方と比較して、花粉の飛散期間は若干長く、春に加えて秋にも花粉が飛びます。
・ハンノキ属(カバノキ科):3月中旬~4月中旬
・スギ:2月~6月上旬
・ヒノキ科:2月上旬~2月中旬、3月上旬~5月中旬
・イネ科:4月中旬~7月上旬、7月下旬~10月中旬
・ブタクサ属(キク科):8月中旬~10月上旬
・ヨモギ属(キク科):8月中旬~8月下旬、9月中旬~9月下旬
・カナムグラ(アサ科):8月下旬~10月
東海の花粉の飛散状況について
東海地方は、他の地方と比較して、種類や量がそれほど多くないと感じられるかもしれませんが、少ないながらも年中を通じて花粉が飛散しているため、油断は禁物です。
・スギ:2月中旬~4月中旬
・ヒノキ科:3月中旬~4月中旬
関西の花粉の飛散状況について
関西地方では春と秋の両季節においても花粉の飛散が目立ちますが、特に春季のスギやヒノキの花粉は量が多めであるという特徴があります。
・ハンノキ属(カバノキ科):3月の中旬
・スギ:2月~4月中旬
・ヒノキ科:3月中旬~4月
・イネ科:4月下旬から5月、8月中旬~9月上旬、10月上旬
・タクサ属(キク科):9月中旬~9月下旬
・ヨモギ属(キク科):9月中旬~10月上旬
・カナムグラ(アサ科):10月上旬
九州の花粉の飛散状況について
九州では、春には特にスギやヒノキからの花粉が最も多く飛散し、秋に入ると9月下旬から10月上旬にかけてはイネ科やブタクサといった別の種類の花粉も注意が必要になります。
・ハンノキ属(カバノキ科):3月中旬
・スギ:2月~3月
・ヒノキ科:3月中旬~4月中旬
・イネ科:4月中旬~6月中旬、8月下旬~9月上旬、10月上旬
・ブタクサ属(キク科):9月下旬
・ヨモギ属(キク科):9月下旬
・カナムグラ(アサ科):9月下旬
花粉症の時期のピークは何月か?
花粉症の時期は、春から夏にかけてと夏の終わりから秋にかけての二つに分類しています。
春から夏の花粉症の時期のピーク
春から夏の花粉症の時期のピーク時は、
2月~6月
にかけてとされています。
このピーク期間が比較的長引く理由は、地域差はありつつも、スギ、ヒノキ科、イネ科の花粉が順番に飛散し、各々のピーク時期が異なるためです。
夏から秋の花粉症の時期のピーク
夏の終わりから秋にかけての花粉症のピーク時期は、
8月~10月
にかけてです。
春だけが花粉症の季節だと考えがちですが、夏以降に現れる花粉症の症状を風邪と誤解することがあるかもしれません。
実際には、夏から秋にかけてはブタクサ、ヨモギ、カナムグラなどの花粉が飛び、注意が必要です。
まとめ
春のスギ花粉が特に知られているため、春季を過ぎれば花粉症の季節も終了したと考える方も多いでしょう。ただし、スギ以外にも様々な樹木や草花から花粉症を引き起こす花粉が飛散するため、年間を通じて警戒することが推奨されます。
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