写真はイメージです。
ダイエット中でもアルコールを楽しみたい方々にとって、飲酒と体重管理をどうバランスをとるかは、重要なことです。実際、飲酒しながら効果的にダイエットを行う方法は存在するのでしょうか？
この記事では、お酒を飲むと太る原因や、太りやすいお酒、太りにくいお酒、おつまみの選び方について解説いたします。
お酒を飲むと太る原因について
写真はイメージです。
多くの人が、お酒を「エンプティカロリー」と聞いて、それがカロリーがないから、体重に影響を与えないと誤解している人は、多いかもしれません。実は、アルコールがエンプティカロリーと言われるのには以下の2つの理由があります。
(1) 摂取した後、迅速に体から熱エネルギーとして消費される。
(2) 必須栄養素であるビタミンやタンパク質などをほとんど含んでいない。
実は、アルコール自体よりも、飲酒時に無意識に摂取しがちなスナックや、つまみが肥満の主な原因と指摘されることが多いです。しかし、過度な飲酒は、メタボリックシンドロームを悪化させるリスクを高めるとも言われています。
アルコールは、1グラムあたり7.1キロカロリーのエネルギーを含んでいますが、摂取した際に実際に体が利用するのは約70%（5キロカロリー程度）です。このエネルギーを消化する過程で、他の栄養成分を生成するわけではなく、同じカロリー量の炭水化物や脂質と比べても体重の増加にはつながらないとされています。
とは言うものの、過度な飲酒が許されるわけではありません。健康管理の観点から、日本の厚生労働省によって推奨される節制したアルコール消費の量は、1日あたり純粋なアルコールで大体20グラムに設定されています。これは日本酒で約1合、ビールであれば中瓶1本分に相当します。過剰なアルコール摂取は、糖の代謝不良や血圧の上昇、そして中性脂肪の増加を引き起こし、メタボリックシンドロームを悪化させる要因となることがあります。
アルコールの摂取は、そのカロリーが過剰になりがちで、体内に余ったエネルギーは内臓脂肪として体に蓄積されることになります。さらに、飲酒によって食欲が刺激されるため、体重増加の一因となることが指摘されています。
飲酒がもたらすもう一つの影響は、アルコールが完全に消化されない場合があることです。余分なカロリーは内臓脂肪へと変わり、さらにアルコールには食欲を増加させる効果があります。
これは、摂取後に胃液の分泌が促されるためで、肝臓がアルコールの処理に忙しくなると、脳が血糖値が低いと誤解し、食欲が増すことにつながります。ビールなどの飲料には、これに加えてさらに食欲を促進する成分が含まれていることもあります。
太りやすいお酒ワースト５はこちら
ここでは、太りやすいお酒のワースト５を見ていきましょう！！
太りやすいお酒１位：ビール
ビール
太りやすお酒１位は、ビールです。
ビールは他の同じ量の酒類と比べるとカロリーは比較的控えめですが、体重増加に繋がる飲み物として知られています。
この理由として、ビールは食欲を刺激する効果があり、さらにアルコールの濃度が低めで飲みやすいため、つい多く飲んでしまいがちです。これがカロリーや糖質の摂取量を増加させ、肥満の原因となるのです。
太りやすいお酒２位：ワイン
ワイン
太りやすお酒２位は、ワインです。
ワインは他のアルコール飲料に比べてカロリーは抑えられていますが、糖分には注意が必要です。特に、白ワインは赤ワインと比較して、糖分が多い傾向にあります。
太りやすいお酒３位：日本酒
日本酒
太りやすお酒３位は、日本酒です。
日本酒には体を暖める効果があるとされ、寒さからくる関節の痛みに役立つとされています。しかし、減量を考えている場合は、日本酒をお勧めすることは難しいです。
日本酒はカロリーや糖質の含有量が比較的高いためです。ビールのように多量に飲むことは少ないかもしれませんが、体重管理をしている際には注意を要するアルコール飲料です。
太りやすいお酒４位：カクテル
カクテル
太りやすお酒４位は、カクテルです。
ダイエットをしている時はカクテルの摂取も控えめにするのが賢明です。カクテルはウォッカやジンを基本に、果汁やシロップ、フレーバーリキュールを混ぜて作られるため、糖分を多く含んでいます。
その甘さが飲みやすさを増すため、知らず知らずのうちに多く飲んでしまうこともありますので、摂取量には気を付けましょう。
太りやすいお酒５位：マッコリ
マッコリ
太りやすお酒５位は、マッコリです。
マッコリはクエン酸や乳酸、食物繊維、タンパク質、そして必須アミノ酸を豊富に含むため、健康的な飲み物と思われがちですが、マッコリの糖質量はビールとほぼ同じです。カロリーが特に高いわけではありませんが、甘みと滑らかな口当たりが原因で、飲み過ぎることがあるので、その点は注意が要されます。
太りにくいお酒トップ５はこちら
ここでは、太りにくいお酒トップ５を見ていきましょう！！
太りにくいお酒１位：ジン
ジン
太りにくお酒１位は、ジンです。
ジンは蒸留されたアルコール飲料で、糖質を含まないにもかかわらず、カロリーは決して低くありません。しかし、ジントニックを選ぶと、トニックウォーターに含まれる糖分のせいで、カロリーと糖質の両方が増えてしまいます。体重を気にする方は、ジンをストレート、もしくは水や炭酸水で割って飲むことを推奨します。
太りにくいお酒２位：ウォッカ
ウォッカ
太りにくお酒２位は、ウォッカです。
ウォッカはジンと同じく、糖質が含まれていないアルコールです。しかし、糖分を含む飲料でウォッカを割ったカクテルは、カロリーと糖質が増加しますので、これには留意が必要です。
太りにくいお酒３位：焼酎
焼酎
太りにくお酒３位は、焼酎です。
焼酎はカロリーも糖質も低めで、ダイエットをしている人にも飲みやすいと評判です。さらに、焼酎には血流を良くする効果があり、体を冷やさないようにするのに役立つと言われています。お腹が敏感な方には、お湯で割って飲む方法が推奨されます。
太りにくいお酒４位：ウィスキー
ウィスキー
太りにくお酒４位は、ウィスキーです。
ウイスキーは醸造酒を基にして蒸留することで作られます。この蒸留過程で糖質やその他の不純物が除去されるため、ウイスキーには糖質は含まれていません。
しかし、カロリーに関しては比較的高く、ビールやワインが100ミリリットル当たり100キロカロリー未満であるのに対し、ウイスキーは同量で223キロカロリーを有します。
それでも、厚生労働省による1日のアルコール摂取推奨量である20グラムをウイスキーに換算すると、1日の適切な摂取量は約60ミリリットルです。アルコール度数が高いため、ウイスキーは本来多くを飲むためのものではありません。
コメント